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    スリランカでサファリを見るならどこか?

    スリランカには世界遺産や紅茶畑だけではなく、野生動物を間近で見られる国立公園があります。旅行日程のなかにサファリを入れる人も多く、シーギリヤや南部リゾートと組み合わせながら回ることで、景色の移り変わりを楽しめる旅になります。 アフリカのサファリと比べると国土がコンパクトなため、観光地から移動しやすいこともスリランカの特徴です。

    朝は世界遺産を見学し、午後にはジープへ乗り換えて野生動物を探していることも珍しくありません。道路を走っている途中に野生のゾウを見かけることもあり、自然との距離感が近い国として知られています。

    そのなかでも特に人気が高いのが、ミネリヤ国立公園とヤーラ国立公園です。どちらもスリランカを代表するサファリですが、見られる動物や周辺の景色、旅程への組み込み方が異なります。シーギリヤ周辺でゾウを見たいのか、南部で本格的なサファリを楽しみたいのかによって、選ばれる場所も変わってきます。


    目次

    ミネリヤ国立公園

    スリランカ中央部に位置するミネリヤ国立公園は、シーギリヤ観光と組み合わせやすいサファリとして知られています。シーギリヤロックから近く、午後出発のジープサファリも多いため、初めてスリランカを旅行する人にも予定へ入れやすい場所です。

    ミネリヤで有名なのは野生のゾウです。特に乾季になると、大きな貯水池周辺へ複数のゾウが集まり、水辺で草を食べたり移動したりする姿を見ることができます。スリランカのサファリ写真でよく見かける、広い草原のなかをゾウの群れが歩いている景色は、このエリアで撮影されたものも多くあります。

    ジープに乗って国立公園内へ入ると、赤土の道が続き、周囲には草原や森林が広がっています。運転手兼ガイドが動物の気配を探しながら進み、他のジープから無線で情報を受けることもあります。遠くにゾウの群れが見えることもあれば、道路脇の木の近くにいることもあり、自然のなかで動物を探していく時間そのものがサファリの魅力になっています。

    ミネリヤ国立公園ではゾウ以外にも多くの動物を見ることができます。シカ、水牛、サル、イノシシ、ワニ、クジャクなどが代表的で、特に鳥類は種類が豊富です。湖周辺には大型の水鳥が集まることもあり、夕方になると空の色とあわせて景色が刻々と変わっていきます。

    また、ミネリヤはシーギリヤやダンブッラ周辺の観光と相性が良い点も人気の理由です。朝に世界遺産を観光し、午後にサファリへ向かう日程は定番になっており、移動時間を抑えながらスリランカらしい自然を見やすくなっています。ホテルによってはサファリ出発に合わせて早めの夕食準備をしていることもあり、このエリアではサファリ観光が定着しています。


    ヤーラ国立公園

    スリランカ南東部に位置するヤーラ国立公園は、国内でも知名度が高い本格的なサファリエリアです。面積も広く、見どころが多いため、サファリそのものを目的に訪れる旅行者も多く見られます。

    ヤーラが特に有名なのは、スリランカヒョウが生息していることです。木陰で休んでいたり、岩場を歩いていたりする姿を探しながらジープで進んでいくため、園内には独特の緊張感があります。ヒョウ以外にもゾウ、水牛、ワニ、シカ、イノシシ、サル、クジャクなどを見ることができ、湖周辺では多くの鳥類も見られます。

    ヤーラの景色は場所によって表情を変えます。乾いた草原のような場所もあれば、低木地帯、水辺、森林エリアもあり、移動しているだけでも風景が移り変わります。途中で湖が現れ、その周辺に動物が集まっていることもあり、長時間ジープへ乗っていても飽きることがありません。

    ヤーラ周辺にはサファリ向けロッジやホテルも多く、早朝サファリへ向かう宿泊者が多く見られます。朝の時間帯は気温が上がりすぎず、動物も活動しているため、日の出前後から出発するツアーが人気です。赤みを帯びた朝の光のなかで草原を走るジープの景色は、昼間とは違う雰囲気があります。

    また、ヤーラは南部観光との相性も良い場所です。ゴール、ミリッサ、ベントータ方面から移動しながら組み込む人も多く、海辺の滞在とサファリを一緒に楽しみやすくなっています。海を見ながら過ごした翌日にサファリへ向かうと、同じスリランカ国内でも景色の違いが際立ち、旅に変化が出ます。


    ウィルパットゥ国立公園

    近年、自然の雰囲気を重視する旅行者から人気が出ているのがウィルパットゥ国立公園です。スリランカ北西部に位置し、コロンボから北側へ向かうルートになります。

    ヤーラ国立公園などと比べると観光客が少なめで、森の中をゆっくり進んでいくようなサファリになります。湖や林が多く、景色全体に落ち着いた雰囲気があります。

    こちらもヒョウが生息していることで知られていますが、実際には動物を探しながら自然の中を進む時間を楽しむサファリに近いです。道中では鳥類やシカ、水牛などを見る機会もあります。

    アヌラーダプラ観光と組み合わせる人もおり、世界遺産巡りと自然観光を両方入れたい場合に予定へ組み込みやすいエリアです。


    どのジープサファリを選ぶか

    初めてスリランカでサファリを見る場合、予定へ組み込みやすいのはミネリヤ国立公園です。シーギリヤやダンブッラ周辺と近く、世界遺産観光とあわせて移動しやすいため、短めの日程でも入れやすくなっています。ゾウを見たい場合にも人気が高く、広い草原と貯水池周辺の景色はスリランカらしい風景として知られています。

    一方で、サファリそのものを重視する場合はヤーラ国立公園を選ぶ人が多くなります。ヒョウを探しながら広大なエリアを移動していくため、ジープサファリの時間そのものを楽しみやすく、動物の種類も豊富です。南部リゾートと組み合わせることで、スリランカの海と自然を両方体験しやすい点も特徴です。

    どちらにも共通しているのは、動物との距離感です。自然のなかでジープを走らせながら探していくため、日本の動物園とはまったく違う空気があります。草むらの向こうにゾウが見えたり、水辺にワニが横たわっていたり、木の上に鳥が集まっていたりと、目線を動かしながら景色を追っていく時間が続きます。

    スリランカ旅行では、シーギリヤや紅茶畑だけを巡る日程も人気ですが、サファリを加えることで旅の印象は大きく変わります。朝は世界遺産を歩き、夕方には国立公園でゾウを見ているという日程も組みやすく、移動時間を抑えやすい点もスリランカ旅行の特徴です。ミネリヤ国立公園とヤーラ国立公園は、どちらもスリランカを代表する自然景観として、多くの旅行者が予定へ入れている場所になっています。

    文化や歴史だけでなく、こうした圧倒的な自然と野生動物の姿に触れる時間は、スリランカの旅をより深く印象的なものにしてくれることでしょう。



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