◆パリ＆スイスの旅８日間
～お母様への思い～
80歳を超えられて足腰に不安があるお母様のルーブル美術館とスイスの大自然を
見てみたいという強いご希望を何とか叶えてあげたいという娘さんのお気持ちを受け、
お二人のご希望をお伺いした上で、８日間という短い期間で本当に充実したご旅行を
企画及び現地でのご案内をさせて頂くことができて、とても嬉しく思っております。
現地でも、またご帰国後も「夢のような旅行です」というご感想を頂き、今回のご旅行を
一からサポートをさせて頂けたことは、何よりの喜びです。実際に現地では、お二人の
ご希望にはなかった弊社独自のお薦めの場所へのご案内やレストランでのお料理など、
専門店ならではのご案内で、十二分にお楽しみ頂けたのではないかと思います。
具体的な日々のスケジュールは下記をご覧下さい。
日程1日目
お母様が機内でゆっくりとお休みになれるように、エールフランス航空のビジネスクラスをご予約頂きました。やはり
エコノミークラスとは広さと快適さが全く違いますのでご高齢のお母様もお疲れが最小限で12時間ほどの時間を機内で
ゆったりとお寛ぎ頂けたようです。
パリ・シャルル・ド・ゴール空港到着後、専用車でパリ市内のホテルへ向かいました。
パリ直行便で、途中、道路の混雑もなく早めにホテルにチェックインできました。
初日は無理をせず、夕食もお部屋で簡単に済ませて頂き、明日からの行動に備えて早めにお休み頂きました。
（ツアーポイント）一般的にはスイスからパリに抜けるコースが圧倒的に多いですが、今回の場合、パリ直行便を利用
することで早めにホテルにチェックインしてお休み頂けること、そして帰路便は夕方の便を利用する
ことで,スイスでの滞在時間を長くできる日程を作るためエールフランス航空でパリからスタートして
スイスに抜ける内容にさせて頂きました。
「パリ泊」
日程2日目
パリのホテルは、ルーブル美術館まだ徒歩５，６分の至近距離です。でも路地の奥に位置していますので、とっても
静かで、館内もおしゃれな雰囲気、お部屋もデラックスルームをご用意していますので、ゆったりと心地よく滞在して
頂きました（添乗員は狭い屋根裏部屋でしたが、これがまた趣があって、、、）。
さて、オシャレなレストランでゆっくりと朝食を戴いた後は、ルーブル美術館へ。朝一で行くと、ほとんど行列はなく
開館と共にほぼ待ち時間なしに入館できました。お母様は、この広大なルーブル内を歩いて巡ることは出来ません
ので、車イスでエレベーターや秘密の扉（？）を利用しながら事前にピックアップされてていた目当ての作品群を
とてもスムーズに巡ることができました。昼食も館内で頂き、ルーブル美術館滞在6時間という通常のツアーでは
考えられないくらい存分にお楽しみ頂くことができ、大満足のお二人でした。
一旦ホテルに戻り、ご休憩。その日の朝まで夕食のことは何も決まっていなかったのですが、お母様がセーヌ川
遊覧を希望されましたので、急遽夕食とクルーズの両方が楽しめるセーヌ川ディナークルーズを予約しました。
2本あるディナークルーズの早い方の便を選び、まだ明るいうちのクルーズでパリ市内の景色もゆっくりとご覧頂け、
また、夕食も済ませて19時過ぎにはクルーズが終了し、ホテルにも早く戻ることができて、お疲れも半減しました。
（ツアーポイント）あまり、さき先とスケジュールを決めず、その場の気分と雰囲気で何をするかが決まるお二人の
のんびりとした行動は、個人旅行にぴったりのスタイルだと思います。もちろん添乗員同行なので、
急な対応もある程度可能となり、この日はルーブル美術館とセーヌ川クルーズのみの行動でしたが、
どちらものんびりかつたっぷりと楽しむことができて、本当に充実した一日となりました。
ルーブル美術館をじっくりと鑑賞されたい場合は、やはりルーブルそばのホテルに宿泊して、
ホテルで休憩しながら何度でも入場することができ、お気に入りの作品をとことん鑑賞できる点が
良いですね。また、セーヌ川ディナークルーズのお食事は結構おいしいですので、普通の町のレス
トランに行くよりお薦めです。
「パリ泊」
日程3日目
今日は、生憎の雨。でも、いつもラッキーなお二人、この日は半日専用車をチャーターされており、移動にはまったく
影響なし。まずは、ノートルダム大聖堂を見学し、チョコレートの名店「パトリック・ロジェ」で日本では買えない貴重な
チョコをご購入。チョコの味は一級品ですが、意外とリーズナブルなお値段にお二人もびっくり！そして、お母様の
ご希望の凱旋門へ移動します。屋上からの展望を希望されていましたが、５０ｍの高さがある屋上へは無理なので
地上から記念写真だけ撮ることにしていましたが、ここで何とかするのが、添乗員！係りの人に事情を説明すると、
何と3人ともエレベーターで屋上へ上がらせて貰うことに。ここでも超ラッキーなお二人。基本的に、なるようになれば
良い、とお考えのお二人は、いつも自然と良い方向へ進んで行きます。凱旋門屋上からパリ市内を一望した後は、
再び専用車でパリ市内を走り、モンマルトルの丘へ。雨でとても幻想的な景色となったモンマルトルの散策を楽しまれ、
パリ・リヨン駅へ移動し、TGVでスイスへ向かいました。
ジュネーブ中央駅前のホテルにチェックインして、ツアー中は、当初からご希望だった魚介料理をということで、本日も
お魚を戴きました。
（ツアーポイント）パリ市内はメトロの路線が張り巡らされているので、地下鉄での移動も可能なのですが、半日観光
となるとやはり専用車が一番です。目的地目前まで的確に到着できますし、途中でどれだけお土産
を買っても車の中に置いておけますので、とても便利です。何よりお天気が悪くても気にならずスイ
スイと観光を楽しめます。この日は念願の凱旋門の屋上にも奇跡的に（？）上がることができ、また
その他のバリ市内の景色も車窓からたくさん楽しむことができました。
パリは2泊だけの滞在でしたが、少し大げさですが、もう行くところがないくらい十分に堪能しました
というご感想でした。
「ジュネーブ泊」
日程４日目
本日はジュネーブからツェルマットへの移動ですが、途中、特に行かれたいところが無いとのことですので、シオン城
を見学後、レマン湖畔を走り、チーズの故郷グリュイエールにご案内しました。昼食は、お薦めのレストランでラクレット
をお召し上がり頂きましたが、このレストランでは、マイラクレット機で自分でチーズを溶かして戴く方式で、スイスでも
今はほとんどこの方式はなく、おそらく数少ないレストランだと思います。そしてデザートはメニューにはないクリーム＆
メレンゲに野イチゴプラスのスペシャルメニューをオーダーしました。
町のメイン通りでは、丁度アルプホルンの演奏が始まるところで、またまたラッキーなタイミングに出くわしました。
そして、その後ツェルマットへ向かいました。
（ツアーのポイント）スイスでも専用車で終日移動しますので、現地でお好きなところへ行くことができます。グリュ
イエールは通常のツアーではほとんど行くことがないですが、小高い丘の上にあるかわいらしい
町は景色も良く、有名なグリュイエールチーズやお城、メインストリートに並ぶお店等楽しみが
一杯です。
（ツェルマット泊）
日程5日目
この日は、ゴルナーグラート展望台へ上がり、マッターホルンをはじめヴァリス山群を眺望する予定でしたが、朝から
曇り気味のお天気で、切符売り場にあるモニターで展望台の様子を見ながらゴルナーグラートへ上がるかどうかかなり
検討しましたが、一旦様子を見ることとして、お母様ご希望のスイス製腕時計を捜しに行きました。お薦めのお店1件目
で、イメージ通りの時計が見つかり即ご購入。その後、町中のスーパーでお土産や今一番旬のホワイトアスパラなど
地元の野菜や果物など見学、購入されました。そして、マッターホルンの様子を見に、町の奥にある教会まで行って
ベンチに座るやいなや、何と今しがたまで雲で覆われていたマッターホルンの周囲だけ雲が切れてその姿を現して
くれました。このような見え方はめったにないので、またまたラッキーなお二人。また雲が出てきたので、ホテルに戻って
休憩していると、夕方から晴れ間が広がり、マッターホルンビューのお部屋から正面にその全容を眺望できました。
（ツアーのポイント）この日のお天気の状況ですと、ゴルナーグラート展望台へ上がっても何も見ることはできなかった
と思います。ゴルナーグラートまでの往復の切符代は結構高価です。この辺りの判断は、初めて
ツェルマットを訪れるお客様だけでは難しく、ツェルマットでスキーガイドとしてして過ごした
日々やその後も下見や添乗で何度も訪れている経験で最良の判断ができたと思います。
また、5月はヨーロッパの人が待ち焦がれるホワイトアスパラのシーズンで、ホテルのレストラン
でもアスパラメニューをお薦めして、お二人にも少し地元の人の喜びを感じて頂けたと思います。
（ツェルマット泊）
日程６日目
この日は朝から快晴でしたが、ゴルナーグラート展望台よりもヘリ遊覧をご希望され、急遽ヘリを予約したところ
ラッキーにも他に2人の希望者がおり、4名催行で人数が揃いヘリポートへ向かいました。そしてヘリは一気に高度を
上げて、氷河を超えてマッターホルンの北東陵をなめるように上昇して行き、山頂近くまで接近し大迫力のマッタ―
ホルンを存分に楽しめました。周囲を見回すとヴァリス山群が目線で360度の大パノラマで展開し、展望台からの
景色とは比べ物にならない程の眺望で、思い出に残る素晴らしい体験をされました。
そして、本日宿泊のルツェルンへ向かう途中に、世界遺産のベルンへご案内しました。バラ園から昼食をしながら
ベルン旧市街の景色をお楽しみ頂きました。
ルツェルンのホテルに入る前に、ライオン記念碑をご見学。そして、夕方、カぺル橋すぐそばのホテルにチェックイン。
夕食は、今年で500周年のホテルのレストランにてルツェルン名物「クーゲリ・パステーテ」と今が旬のホワイトアスパラ
を注文し、どちらもとても美味しくてお二人とも大満足の夕食でした。
（ツアーのポイント）初めてのスイス、そしてツェルマットでごルナーグラートに行かない方はまずいないのですが、
今回はお天気の状況と翌日の判断でヘリ遊覧を選択し、本当に正解でした。ゴルナーグラート
展望台に行かなくてもホテルのお部屋から、そして上空からマッターホルンやヴァリスの名峰群
を堪能できたことは本当にラッキーでした。ベルンも電車で行けるのですが、駅から地上に出て
マルクト通りに出る道の分かり難さや荷物のこと、またその後にルツェルンの観光までできて
しまうのは専用車と添乗員同行のメリットです。ご自身だけで行かれた場合は、道や荷物のことで
一杯になり、100％観光を楽しむことは難しいかもしれません。
ルツェルンでのレストランは、弊社お薦めのぴかいちレストランにご案内します。
「ルツェルン泊」
日程7日目
本日は帰国の日ですが、フライトを夕方便でお取りしているので、ほぼ終日観光をしてから空港へ向かうことが
できます。ルツェルンから湖船に乗ってリギ山へ向かいます。登山電車に乗り換えてリギ山頂へ。ここは標高
1800ｍのスイスでは比較的低山なのですが、線路の両側にはお花が咲き誇り、牧草地と牛、その向こうにアルプス
の白い頂が横たわる「これぞスイス」という絶景を望めます。そんな景色を眺望しながらテラス席でお昼ご飯を頂き
山頂でのんびりとお過ごし頂きました。帰路は別の登山電車の路線で下り、列車でルツェルンへ戻りました。
チューリッヒからパリ経由で日本へ。
（ツアーのポイント）ルツェルンでは、カぺル橋やライオン記念碑を見て終わり、というツアーが多い中、弊社では
リギ山やピラトゥス山へご案内しています。どちらも片道は湖船を使い、湖から中世の面影を残す
ルツェルンの町を見ると全く景色が違います。また各展望台からはスイスらしい絶景をお楽しみ
頂くことができるのです。既存のパッケージツアー等では、早朝又は午前発便がほとんどで、
最終日は空港へ行き、帰国便に乗るだけですが、個人旅行の場合は、航空会社やフライト時間を
自由に選んで頂けるので、現地の時間を有効に使うことができ、今回の8日間という期間でも、
実質9日間のご旅行に相当する大変お得な日程を組ませて頂きました。また、初日と最終日が
最大限有効に時間が使えるように、パリin、チューリッヒoutの行程にさせて頂きています。
帰路もビジネスクラスのお座席でゆったりとお寛ぎ頂きながら帰国の途につかれました。
「機内泊」
日程8日目
成田空港到着。お疲れ様でした。
ツェルマットヘリ遊覧のビデオ映像はこちらからどうぞ。
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